MY STORY 2
2015.02.24 Tuesday
こんばんは、ninaです。
あの話の続き、覚えているかしら。
私が今の私となった、あの日の出来事の話・・
目を閉じて、NYへ飛びましょう。
マンハッタンではなく、ハーレムのあの教会へ・・
中央には、スピーチのための台が。
その右側には、ベース、ドラム、キーボード。
左側には、聖歌隊。
凛とした女性が中央に立つと、静けさが広がります。
彼女はたぶん、この教会の代表者。
軽い挨拶が終わると、今日のお説教が始まります。
聞き取れた内容でしか分かりませんが、
どんなに孤独を感じ、苦しく辛い時も、あなたは決して一人ではない。イエスは、いつもあなたのそばにいます。という内容だったと思います。
代表者の女性は、原稿を用意していましたが、ほとんどそれを見ることはなく、私たちの方へまっすぐ力強い視線を向け、用意してきた言葉ではなく、彼女の中から湧き出る言葉で、私たちへ語りかけます。
その姿は、本当に頼もしく、とてもかっこよかったのです。
そんな彼女のお説教に、
少しずう魔法がかけられていきます。
・・想像してみて下さい・・・・
彼女の声は、
だんだんと大きくなり、
叫び声となり、
それが次第に韻を踏んでいき、、
そして、そこにベースが加わり、
キーボードが加わり、
ドラムが加わり、
最後に、聖歌隊が加わって、
それはそれは素晴らしい歌へと変わっていったのです。
とても自然な流れでした。
大袈裟なエンターテインメント的な雰囲気はなく、
彼らは、心の温度が高まる様子を、音と言葉で表現しただけなんだと思います。
それは、彼らにとって、特別なことではなく、
ごく当たり前な自己表現のようでした。
私は、ただただ感動で、体も心も震えました。
この一体感。とても言葉が追いつかない感覚。
突き抜けるような、突き破るような。
とにかく、ものすごい迫力でした。
盛大なゴスペルの時間が終わると、
今度は、みんなで前に集まり手を繋ぎ、
ひとつの輪を作って聖歌を歌います。
同じ曲を歌うのに、
ある人は、その歌詞に共感し"yes, yes"と頷き、
ある人は、下を向き囁くように静かに歌い、
ある人は、上を向いて大きな声で力いっぱい歌い、
ある人は、手を揺らしながら全身で歌います。
その日の自分の状態に合わせて、
それぞれが、自分らしく祈る。歌う。
自由=自分らしさ を体感した瞬間でした。
日本にはない文化ではないでしょうか。
数曲を歌い終わると、そばにいる人とハグをしながら、ゆっくりと席へ戻っていきます。
私も、2, 3人の方とハグをしました。
そして、その時、、、、
少し離れたところにいた女性が、笑顔で私の方へまっすぐ向かって歩いてきます。
その笑顔のまま、
私を強く、強く、ぎゅうっとハグ。
その瞬間、
私の中の何かがガタンと崩れ落ち、
気付けば、彼女の胸で泣き崩れていました。
もちろん、彼女には理由は分かりません。
それでも、泣きじゃくる私を
それはそれは温かく、優しいまなざしで、
"あら、どうして泣いているの?泣かなくていいのよ"と声をかけてくれました。
当時の私は、
自分を見失い、自分の未熟さや不完全さを突きつけられ、不満を抱え、とことん自分を否定していました。
そんな私を、見ず知らずのこの女性は、
ただ、ただ、受け入れてくれたのです。
"今のあなたで十分よ"と言われたような気がしました。
その時に、
世界って、こんなに心地良いんだ。と、
この世界の温かさ、深さ、強さ、優しさを知りました。
そして、私は、
必ずここに戻ってくることを誓い、
帰国しました。
それから私は、
ちょっと変わったアイデアから、
マッサージの勉強をする道へと進みます。
・・・・・・・・・・・・・
長くなったので、今夜はもうこの辺で。
good night…
あの話の続き、覚えているかしら。
私が今の私となった、あの日の出来事の話・・
目を閉じて、NYへ飛びましょう。
マンハッタンではなく、ハーレムのあの教会へ・・
中央には、スピーチのための台が。
その右側には、ベース、ドラム、キーボード。
左側には、聖歌隊。
凛とした女性が中央に立つと、静けさが広がります。
彼女はたぶん、この教会の代表者。
軽い挨拶が終わると、今日のお説教が始まります。
聞き取れた内容でしか分かりませんが、
どんなに孤独を感じ、苦しく辛い時も、あなたは決して一人ではない。イエスは、いつもあなたのそばにいます。という内容だったと思います。
代表者の女性は、原稿を用意していましたが、ほとんどそれを見ることはなく、私たちの方へまっすぐ力強い視線を向け、用意してきた言葉ではなく、彼女の中から湧き出る言葉で、私たちへ語りかけます。
その姿は、本当に頼もしく、とてもかっこよかったのです。
そんな彼女のお説教に、
少しずう魔法がかけられていきます。
・・想像してみて下さい・・・・
彼女の声は、
だんだんと大きくなり、
叫び声となり、
それが次第に韻を踏んでいき、、
そして、そこにベースが加わり、
キーボードが加わり、
ドラムが加わり、
最後に、聖歌隊が加わって、
それはそれは素晴らしい歌へと変わっていったのです。
とても自然な流れでした。
大袈裟なエンターテインメント的な雰囲気はなく、
彼らは、心の温度が高まる様子を、音と言葉で表現しただけなんだと思います。
それは、彼らにとって、特別なことではなく、
ごく当たり前な自己表現のようでした。
私は、ただただ感動で、体も心も震えました。
この一体感。とても言葉が追いつかない感覚。
突き抜けるような、突き破るような。
とにかく、ものすごい迫力でした。
盛大なゴスペルの時間が終わると、
今度は、みんなで前に集まり手を繋ぎ、
ひとつの輪を作って聖歌を歌います。
同じ曲を歌うのに、
ある人は、その歌詞に共感し"yes, yes"と頷き、
ある人は、下を向き囁くように静かに歌い、
ある人は、上を向いて大きな声で力いっぱい歌い、
ある人は、手を揺らしながら全身で歌います。
その日の自分の状態に合わせて、
それぞれが、自分らしく祈る。歌う。
自由=自分らしさ を体感した瞬間でした。
日本にはない文化ではないでしょうか。
数曲を歌い終わると、そばにいる人とハグをしながら、ゆっくりと席へ戻っていきます。
私も、2, 3人の方とハグをしました。
そして、その時、、、、
少し離れたところにいた女性が、笑顔で私の方へまっすぐ向かって歩いてきます。
その笑顔のまま、
私を強く、強く、ぎゅうっとハグ。
その瞬間、
私の中の何かがガタンと崩れ落ち、
気付けば、彼女の胸で泣き崩れていました。
もちろん、彼女には理由は分かりません。
それでも、泣きじゃくる私を
それはそれは温かく、優しいまなざしで、
"あら、どうして泣いているの?泣かなくていいのよ"と声をかけてくれました。
当時の私は、
自分を見失い、自分の未熟さや不完全さを突きつけられ、不満を抱え、とことん自分を否定していました。
そんな私を、見ず知らずのこの女性は、
ただ、ただ、受け入れてくれたのです。
"今のあなたで十分よ"と言われたような気がしました。
その時に、
世界って、こんなに心地良いんだ。と、
この世界の温かさ、深さ、強さ、優しさを知りました。
そして、私は、
必ずここに戻ってくることを誓い、
帰国しました。
それから私は、
ちょっと変わったアイデアから、
マッサージの勉強をする道へと進みます。
・・・・・・・・・・・・・
長くなったので、今夜はもうこの辺で。
good night…